土曜日, 8月 27, 2005

30g・・・1800円!?

「30g・・・1800円」

この数字を見て、皆様は何の商品を想像されるでしょうか。

高級スキンケアのコスメ??

高級ビーズ??

宝石???


少なくとも「高級」の修辞を付けないと説明できない値段であることは間違いないですね。

既に購入された方で、もうお気づきの方はいらっしゃると思います。これは、西原珈琲店がネットショップで販売している、

青心烏龍茶』の値段です。

送料込みの値段ではありますが、決して安いとはいい難い値段ではあります。スーパーなどで売っている、大手飲料メーカーの一般的なウーロン茶であれば、この値段でしたら、約25倍!の量が買える計算になります。

西原珈琲店では、台湾は阿里山に農園を経営する『現代茶業』の葉翠娥さんから、日本唯一の取引相手として、直接烏龍茶を仕入れております。その輸送方法は、郵便のEMSによる空輸であり、また販売も当店グループ各店舗と、ネットショップに限られているため、送金手数料など含め、どうしても、割高になってしまいます。

→「青心烏龍五月一日新茶

しかし、西原珈琲店は、このお茶を、この値段でも、自信を持って皆様に提供しております。

今、食品の話題などで、よく使われる言葉があります。それは、

「トレサビリティ」という言葉です。

トレサビリティは、trace(追跡)とability(可能)を合わせた造語で、直訳すると追跡できる可能性となります。つまりは、その商品が、「どこの地方でとれたか」、「どの農園のものか」、といった情報を追跡を可能にするという意味になります。

→「葉翠娥さん農園を写真で紹介します。

この言葉が、日本の報道でも多く使われたのは、牛肉のBSE問題の時でした。賞味期限が印字されたシールだけではなく、食品の真の意味での「安全」を追い求めた時、この「トレサビリティ」は、大変重要な役割を担います。

しかし、西原珈琲店では、このような「安全」という意味だけではなく、この「トレサビリティ」にもう一つの価値を見出しています。

それは、当店のネットショップにおけるスローガンにあります。

生産者の元気を珈琲店のカップに注ぐ



西原珈琲店では、「トレサビリティ」において一般に求められる「どこの地方でとれたか」、「どの農園のものか」、という質問以外に、「その農園は誰が運営しているのか」、「そのお茶はどのように精製されているのか」、という所まで掘り下げます。

→「おいしさの秘密~茶葉の摘み取りから製茶まで

これは、単純な「安全」の追求だけではなく、“作り手の製品への熱い想いと、かけがえのない業(わざ)”を皆様にも共有して頂くことによって、味覚のおいしさに、プラスαの「おいしい」、を味わって頂くためなのです。その「おいしい」は、生産者の「元気」でもあり「こだわり」でもあります。



葉さんのお茶と同じ値段で、スーパーで25倍の量のウーロン茶を買っても、この「おいしい」は決して得ることは出来ないでしょう。

これまでに、当店の青心烏龍茶を購入頂いたお客様は、いわゆるスーパーで安売りウーロン茶を買われる顧客の対極に位置されている層なのではないでしょうか。お茶の「安全」を「追跡」し、そして生産者の「元気」と「こだわり」をゆっくり味わう経済的、時間的余裕を持った方々なのだと考えております。

西原珈琲店は、『葉翠娥さんの青心烏龍茶』を「30g、1800円」で自信を持って皆様に提供しております。

まだお試しされたことのない方も、

味覚プラスαの「おいしい」を味わってみませんか?

木曜日, 8月 25, 2005

農園に咲く葉蘭~美しいはおいしい



これは、葉さんの農園の片隅にひっそりと咲く、台湾葉蘭です。
その静かな佇まいと、見事な薄紫の葉に包まれた白色の花、美しいの一言です。

葉さん農園の豊かな土壌と、霧に包まれる高山の湿気に包まれた環境の中で、
その白い花、そして薄紫の葉は静かに、静かにその体を広げていきます。




こちらは、台湾竹です。肉厚で、表面は頑丈で、その色は、青々と、まっすぐに
伸び上がる立派な風貌です。台湾竹は、家具などの利用に、多く日本にも輸入されています。




言わずと知れた、台湾の名産、愛玉です。この開いた果実の中の種子たちが、水に浸すことによって、自然と固まる寒天が「愛玉子」という台湾スイーツの代表にもなります。

愛玉は台湾の阿里山といった高山にしか生育しない大変貴重な果実です。

皆さんは愛玉が、こうやってたわわと実る様子をご覧になったことはございますか。下の写真をご覧下さい。淡いグリーンが朝日を浴びて、静かに発光しています。自然が作り出す大変神秘的な光景ですね。



このような、自然の花や葉、そして果実たちが、美しく咲き、広がり、そして実る、土壌、気候、そして環境が、葉さん農園の真実です。

おいしいお茶は、このような、お茶以外の植物たちの美しさからも生まれるのですね。

美しい自然に取り囲まれた葉さん農園の美味しいお茶、
ご注文はこちらからどうぞ。

日曜日, 8月 14, 2005

おいしさの秘密~茶葉の摘み取りから製茶まで



台湾は阿里山の茶園『現代茶業』の葉翠娥さんの烏龍茶、ネット販売開始から、三ヶ月が経ちますが、最初は、出足の遅かったものの、今ではコーヒーや、ケーキに負けない人気商品として、しっかりと定着してきました。

皆様のご愛飲と、たくさん頂いた「おいしい!」の声に深く感謝いたします。

今回は、その「おいしい!」の秘密を探るべく、葉翠娥農園と、その農園内にある、製茶工場で、今年の春茶における過程を記録した実際の写真と、葉さんの数回にわたるインタビューをもとに、皆様に、おいしさの秘密を紹介させて頂きたいと思います。

普段、あまり触れない、烏龍茶の摘み取りから、製茶のプロセスを多くの写真をもとに、皆さまにも、ご覧頂くことによって、葉翠娥さんの烏龍茶を、さらにおいしく味わって頂けたら幸いです。

では。


「茶  摘」



一つひとつ、人間の手によって、大切に摘み取られていきます。



まるで、摘み手の口から歌声が漏れてくるような、明るい光景です。


「萎凋」(ウエイディアオ)

「室外萎凋」



摘み取られた茶葉はすぐに製茶工場へと持ち運ばれます。



そこで、太陽の下、25?30℃の温度の中、茶葉はまず、敷かれたシートの上に寝かされます。ここでは、太陽の強い直射日光を避けるため、網の下で茶葉は萎えさせられます。

この「室外萎凋」によって、茶葉の水分を蒸発させ、そして茶葉の細胞の活性は抑制させます。その過程は茶葉の細胞膜を壊し、タンニン、カテキン等、化学成分を酸化発酵させます。



葉の表面から光沢が失われたら、すぐに室内へと茶葉は運ばれます。


「室内萎凋」



室内に運ばれた乾燥し、萎えた茶葉は、室内にて、今度は常温保管されます。引き続き、発酵と酸化を促します。

室内には、発酵した茶葉から香り立つ花の匂いが立ち込めます。



上の写真のようにざるを何重にも重ねることによって、作業を効率的にするのです。



「浪  菁」(ランチン)



途中で、茶葉をシートの上に絨毯状に広げよく攪拌します。この作業によって、茶葉同士が摩擦を起こし、葉面にたくさんの傷を作ります。この際、傷ついた葉面から、空気が葉内細胞へと入り込みます。

これが、水分を均一に蒸発させ、さらなる発酵を促しす作用をもたらします。人間の手と目を使って、適切な発酵の度合いを作り出すのです。



室内萎凋の仕上げとして、筒状の機械に茶葉を入れます。回転する筒がさらなる発酵を促します。道具を使っても、やさしくゆっくりと行います。


「殺  菁」(シャーチン)



これは、専用の機械によって、茶葉を高温で炒め、茶葉の萎凋、つまり発酵を止める作業です。この作業は、茶葉の香味はおおまかに形作ります。


「團  揉」(トワンロウ)



機械と人間の手の力でもって、圧縮して揉みほぐします。これで、茶葉のあの丸々とした外観を形成させ、茶葉の旨み成分を引き出します。

また、再度乾燥機械にも通すことによって、最終的な乾燥へといたります。




いかがでしたでしょうか。葉翠娥さんの烏龍茶おいしさの秘密、感じて頂けたでしょうか。

以前にも紹介しましたように、人間の手で、一つひとつの作業を丁寧に行う製茶過程を経て、葉翠娥さんの烏龍茶は、今年5月に開催された、台湾嘉義県の権威ある烏龍茶の品評会で、見事「頭等奨」(一等賞)を受賞されました。



五感で味わう、台湾、阿里山烏龍茶の頂点を極める「香味」と「旨味」、人間の五感でもって作られているからこそ、成し遂げられる業なのです。

皆様からの、葉翠娥さんへの、また、生産、製茶過程への質問を大募集しております。葉さんの口から頂く回答をこのブログで、紹介させていただきます。

葉翠娥さんの烏龍茶へのご注文はこちらへ